アフェリエイトブログやホームページでの副収入が一定以上になると本格的に自分専用のページを立ち上げる事を検討し始める方が多いと思います。
特に無料のブログサービス等を利用していると、そのサービスの規約などの変更で制約が増えたり、転送量制限で思ったような成果が出なくなることもあり、本格的に自分のサーバーでの運営を検討する事が必要になってきます。
独自ドメインってそもそも何?
ドメインとはブラウザの丈夫に表示されている、そのサイトの「名前」です。
例えば「www.google.com」や「www.yahoo.co.jp」では「google.com」や「yahoo.co.jp」がそれにあたります。このドメインは世界中で「google.com」を使用できるのはグーグルだけで他者が使用する事は出来ません。
そのドメイン名を最初に申請して取得した人(会社)だけが使用できるので独自ドメインと言います。
そしてブログやHPはこのドメインを通じてアクセスしますので、インターネット上の住所のような役割を果たしています。
ただし「.com」や「co.jp」の部分はそのドメインを管轄する団体によって定められているので取得する人は選択する事は出来ますが独自のものを作る事は出来ません。(詳しくは後述)
また「www」の様なドメイン名の手前の部分はサブドメインと言って、そのドメインの保有者が自由に作ることが出来るようになっています。
一般的にはwww=WEBサーバー、mail=mailサーバー等の様にサーバーの種類を表すように付けるなど管理しやすい名前を付けることが多いようです。
独自ドメインのメリット
さきほどドメインはインターネット上の住所のような役割と書きましたがインターネット上で本当の意味で住所に相当するのはIPアドレスです。
これはxxx.xxx.xxx.xxx(xxxは0~255の数字)で表記されるものでインターネット上のすべてのサーバーはこのIPアドレスを持っています。
ではなぜドメイン名が住所のような役割が出来るのか?というとインターネットにはDNSと呼ばれるドメイン名とIPアドレスを関連付ける仕組みがあり、特定のドメイン名とIPアドレスを関連付けています。
例えば先にあげた「www.yahoo.co.jp」は183.79.250.251に紐づけられています。
このようなドメインの仕組みが他にどのような恩恵をもたらすのか?について簡単に説明します。
レンタルサーバーの引越しが簡単にできる
取得した独自ドメインはレンタルサーバー会社のものでは無く取得者のものなので、いずれのレンタルサーバー会社であっても使用することが出来ます。
ですからレンタルサーバーを引っ越してIPアドレスが変更になってもその関連付けを変更するだけで引っ越しが完了するのです。
サーバー会社が倒産しても大丈夫
これも引っ越しと同じように例えレンタルサーバー会社が倒産しても独自ドメインの使用権は取得者のものなので、新たなレンタルサーバー会社でそのまま使用することが出来ます。
ユーザーの信頼性が高くなる
大手企業を始め現在ではほとんどの企業で独自ドメインを取得し自社のホームページ等を開設して運用しています。
また取得したドメインは一定期間ごとに更新が必要なので活動実態の無い企業や個人の場合はドメイン名そのものが無効になってしまうので、少なくとも最低限の活動実績がある事がわかります。
これらの事からユーザーから見た信頼度は上がると言えます。
サブドメインが利用可能
先に説明したサブドメインを利用する事で複数のサーバーを運用することが出来ます。
詳細はインターネットやシステムの知識が必要になるので省略しますが1つのIPアドレスしか付与されないようなケースでも機能ごとに複数のサーバーを運用したり、または複数のレンタルサーバー業者と同時に契約してアクセスを分散させて転送量制限を回避することも可能になります。
自分専用のメールサーバーも運営可能
現在はフリーメール等で容易にメールアドレスを取得することが可能になっていますが独自ドメインを取得すれば独自ドメイン名でのメールアドレスも作成することが出来ますので特にビジネスシーンでは信頼度が上がる事は間違いないでしょう。
ドメインの種類の決め方(.com、.net、.jp、.org)などどれを選べばいいか
自分では決めることのできないドメインの種類ですが、では選択に当たって何を基準に決めればよいのでしょうか?
現在では多くのドメインがありますが、ここでは代表的なものについてのみ説明していきます。
ドメインの種類には大きく分けで2種類ありgTLD(分野別トップレベルドメイン)と呼ばれる世界中の誰でも取得できるものとccTLD(国コードトップレベルドメイン)と呼ばれる国や地域ごとに割り振られたドメインがあります。
gTLDの体表的なものとしては「.com」「.net」「.org」等があり
当初はそのドメインごとの分類として
.com営利目的の団体、組織、企業、個人を表すドメイン
.netネットワークを表すドメイン
.org非営利の団体、組織、企業、個人を表すドメイン
のような大まかなガイドラインがありましたが、実際にはほとんど区別することなく誰でも取得することが可能になっています。
ccTLDの代表格は日本ではもちろん「.jp」となりますがこのjpドメインではセカンドレベルドメインと呼ばれる属性を分けたドメインがあり以下の様なドメインがあります。
「co.jp」日本で登記された会社のみ使用可能
「ac.jp」日本国内の学校法人等の教育機関のみが使用可能
「go.jp」日本の政府機関、役所などのみが使用可能
「or.jp」日本国内の独立法人や非営利組織等の一部の機関、会社のみが使用可能
の様に分かれており、こちらは厳密に登録の可否が運用されています。
肝心のドメインの選び方についてですが、独自ドメインを取得する方が個人でアフェリエイト等が主目的であればgTLDで十分だと思います。
gTLDに関しては分類もほとんど意味がありませんのでお好きなもので良いと思います。
ただし業者によってはドメインの種類ごとに料金が異なるもののあるので注意してください。
ドメインの取得目的が国内での企業活動を主とされるのであれば「co.jp」ドメインが第一の候補となりますが登録料が若干高価です。
「.jp」ドメインの方が安価ですのでこちらでも良いと思います。
また「.jp」ドメインは取得者が日本国内である事が条件なので例えば外国人向けの日本国内の旅行情報を発信するようなサイトであれば「jp」ドメインが一定の信頼感を与えることになると思います。
ドメイン名(独自ドメイン)の、おすすめの決め方
ドメイン名は世界で唯一の物なので、既に同じドメイン名が登録されている場合には使用することが出来ません。使用済みのドメイン名であるのかドメインの種類ごとに逐一調べているのでは非常に効率が悪くなります。
多くのレンタルサーバー業者ではドメイン名の登録を代行しており、そのようなサイトには一括してドメイン名の空き状況を検索できるサービスがありますのでそちらを利用するのが良いでしょう。
取得費と更新費の考察
選び方でも少し書きましたが「.com」等のgTLDドメインの方が取得にかかる費用は若干ですが安く済みます。日本国内から申請する場合は代行業者を経由する事が多いと思いますが日本語対応の有無など料金だけで選択すると困ることもありますから注意してください。また初期の取得費用は安くても更新費用が高い場合もありますのでその点も注意が必要です。
お勧めのドメイン取得サービス
お名前ドットコム
特徴
1999年から運営が開始されている老舗である上に、既に登録実績が2000万件以上あるという安心感が魅力的です。
日本国内では7社しか認められていないICANN公認レジストラの1社で、一風変わった珍しいドメインもいち早く提供しています。お名前ドットコムは、この様に国内最大規模のドメイン公式登録サービスである点が、大きな特徴です。
メリット
580種類といった豊富な種類のドメインの中から、自分好みの物を見付け出す事が出来ます。しかもお名前ドットコムは、様々なセールを高頻度で行っているので、安価な価格でドメインを購入出来る点もメリットです。
更に24時間365日常時、常時有人による監視を行っている上に、24時間年中無休でメールや電話によるサポートを受ける事が出来るので安心して利用出来ます。
デメリット
お名前ドットコムに新規登録する際に、Whois代理公開の項目にチェックを入れないと自分の住所や名前、電話番号といった個人情報がインターネット上で閲覧出来る状態になってしまうというデメリットがあります。
しかも登録時にはデフォルトでチェックが外れた状態だったりするので、忘れずにチェックしなければならない点は不親切です。加えて新規登録と同時にチェックを入れれば無料ですが、後から頼むと手数料を取られる点も残念です。
どんな人におすすめ?
お名前ドットコムはドメインを豊富に扱っているので、過去にドメイン取得の経験がある人にもおすすめ出来ます。
もっとも実績が豊富でサポート体制も充実しており、電話による問い合わも出来るので分かり易く説明して貰う事が可能です。お名前ドットコムはその上、セールを利用すれば格安でドメインの取得が可能である事から、ドメインの取得を行った経験がない初心者は特に安心して利用をおすすめ出来ます。
ムームードメイン
特徴
ムームードメインはドメインを取得するときの費用が全体的に安い気がします。
ドメインの種類にもよりますけど、安いものはとんでもなく安くなっているので、ドメインの種類にこだわりが特にないという人にとっては非常に安くドメインを取得しやすいので、そこはムームードメインを利用する際の特徴になっていると言えるでしょう。
メリット
ムームードメインはドメインの種類がとんでもなく多いです。.comや.infoなど有名な多くが知っているものもありますけど、逆に見たことないようなものも幅広く扱っているのです。
日本語ドメインも扱っていますし、ドメインの種類だけで言えば全体で400程度はあります。
だから、ドメインそれ自体で他の人と差をつけるようなこともできるのです。
種類が多いため、マイナーなものを選ぶことでドメインに独自性を出すことがしやすいのがムームードメインのメリットになります。
デメリット
ムームードメインは困ったときのサポート体制があまり充実していません。
サポートの手段として電話がないので、そういった手段で質問をしたりすることができないのです。
サポートを必要とする機会はそこまで多くないかもしれないですけど、ムームードメインでは電話という手段が使えないというのは、人によってはデメリットに感じる可能性があります。
どんな人におすすめ?
ムームードメインはドメイン取得の費用が安いので、とにかく安く済ませたい人、費用をあまりかけたくない人におすすめです。
また、ドメインの種類が多いため、珍しいものなどを取得したいと思っている人にもムームードメインはおすすめと言えるのです。
ドメイン取得のための会社としては知名度が割と高くて有名ですから、安心感もあるはずで、初めての人にもおすすめです。
さくらインターネット

特徴
さくらのドメインは、アフィリエイトブログを個人で始め、今までWeb構築の経験もなくてもサポートがしっかりしています。
さくらインターネットのレンタルサーバのコントロールパネルからドメインを簡単に登録できるので、手軽にサイト運営ができるので便利だなぁと実感しています。
ドメインを習得するとなると当然必然的に同じドメインのHPの開設、同じドメインのメールサーバーの開設を多くの方が考えている事になると思います。
さくらサーバーはドメインの習得に加えてレンタルサーバー(HPの開設)、メールサーバー(メールボックスの開設)も同時にできて便利なサービスです。
それに「安い!」「安定している!」「サービスが充実!」という言う事無しのサービスです。個人でも法人でもこれから独自ドメインを習得してHPを開設したい方にお勧めです。
メリット
さくらのレンタルサーバのコントロールパネルを利用してドメインが簡単に登録できるなど、サポートが充実しているので初心者も使いやすいです。
ドメインの更新や引っ越しなど、様々なことにさくらインターネットはのドメインは対応しているので「ドメインってなに?」ってところからWeb上で説明もリンクされているので手軽に始めやすいです。
さくらインターネットのサービスを使って、独自ドメインの習得し、そしてHPの開設、メールサーバーの開設をして既に7年になりますが、サーバーに障害が出ていて一時期使えない、見れない、受信できないと言ったトラブルは皆無です。
独自ドメインにも種類が結構あって、安いものは1886円ほど。またドメインの転入にも対応しているので、ドメインは持っているけど、サーバーだけを移行したい方にもお勧めです。
デメリット
さくらのドメインは、色々と機能が充実しているし、様々なサポートも揃っているのでネット環境を充実させようとすると色々と費用がプラスされて知らぬ間に金額がけっこうプラスになっていたってことがあります。
さくらのレンタルサーバーの利用でWordPressを使ってホームページ作成するなど、サービスが良いですが料金はプラスされます。
漠然と独自ドメインを取ってHPを開設したい!でもイマイチよく取り方やHPの作り方も分からない・・・・
ドメインの種類もいろいろあってどれを取って良いのか分からない・・・といったかなりの初心者さんにはちょっと不向きな気がします。ある程度基礎知識を持った方ではないでしょうか?
どんな人におすすめ?
個人や法人など、これからドメイン取得を検討され、そして初めてアフィリエイトブログの運営などご検討されている方でしたら、さくらインターネットのドメインは充実したサポートが揃っているので安心して使用することができます。
一言で言うと「信頼できる!」「高実績!」「安い!」というコストパフォーマンスに優れ、なおかつ高品質なサービスを求める方に向いています。
ドメインは一般的な人気のものはもちろん、ちょっとマニアックだけど安いというのもあります。
ドメインの登録実績は60万件以上もあるとの事なので信頼も置けるでしょう。また、さくらインターネットは電話やメールでのサポートもしてくれます。それにドメインの転入も可能。個人でも法人でもお勧めのサービスです。
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